こんにちは。しろう(@ryman_shocking)です。
平凡なサラリーマンが成長していく過程を記したブログ「リーマンショッキング」へようこそ。
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ここでカンタンに自己紹介。
☑️ AFP(日本FP協会認定)
☑️ 2級ファイナンシャル•プランニング技能士
☑️ 3級知的財産管理技能士
☑️ 広告代理店に務めるサラリーマン
☑️ 前職は一部上場の不動産会社で管理職
☑️ 学生時代は野球一筋スポーツマン
☑️ 投資、自己投資、節約、節制に邁進中
マネーリテラシー向上のためFPの資格を取得した平凡なサラリーマン。
次に目指すのは株式投資のときに参考にする会社の決算書や四季報などに強くなるとともに、会計スキルも向上させてくれる資格「日商簿記3級」に挑戦します。
簿記?経理や事務の人が必要なスキルじゃないの?
私もそう思っていました。
しかし投資をはじめ、FPの資格を取得してみて感じたこと・・・・。
それは圧倒的に数字に弱い。
決算書や四季報がちゃんと理解できていない。
そう感じました。
簿記の基礎的な知識があれば資産運用にも役立つしサラリーマンとしてもレベルアップできると確信しました。
ということでアウトプットの意味も込めて記事にしてみたいと思います。
この記事を読んでくれているあなたの参考になれば幸いです。
それでは参りましょう。
日商簿記3級の参考書
日商簿記3級の試験に挑戦するにあたり購入した参考書はこの2冊。
FPの時にもお世話になった滝澤ななみさんの参考書です。
イラストや図解が多く読みやすいのが特徴。
今回の記事においても指標とさせていただきます。
日商簿記検定試験概要
日商簿記検定試験の主催と試験会場
日商簿記検定は全商工会議所が主催で実施しています。
試験会場も全国各地の商工会議所で受験できます。
必ずしも自宅の近くでないと受験できないとかはないので好きなところで受けてください。
各会場の定員に達すると申し込みを締め切ってしまうので空いているところで受験しましょう。
なんと2020年12月よりインターネットでの受験も可能に。
自宅で受験できる訳ではなないみたいですが、手軽に挑戦できるようになるのはいいことです。
日商簿記3級試験の合格率 → 約40〜50%
商工会議所の公式サイトで確認すると日商簿記試験3級の合格率は約40〜50%のようです。
落ちる人の方が多い・・・。
日商簿記3級試験の合格点 → 70点以上で合格
日商簿記の合格点は70%以上です。
60%だったFPより敷居が高いですね。
かなり厳しい戦いになりそうだ・・・。
日商簿記3級試験の問題構成 → 5つの問題で構成
問題番号 | カテゴリー | 配点 |
問1 | 仕訳 | 20点 |
問2 | 帳簿記入、勘定記入 等 | 10点 |
問3 | 試算表の作成 | 30点 |
問4 | 伝票会計、訂正仕訳、決算仕訳 等 | 10点 |
問5 | 清算表の作成、財務諸表作成問題 | 30点 |
配点の高いカテゴリーに特化して勉強するのが合格への近道と言えそうです。
問1、3、5だな。
それではまず簿記の基礎から学習してみましょう。
簿記の基礎|日商簿記検定3級
簿記の基礎>貸借対照表|バランスシート(B/S)
貸借対照表はバランスシートとよばれ企業の一時点の財政状態を見るための資料です。
企業がどれだけの資産を持っているか。がわかります。
たくさん資産を持っている方が潰れにくいですもんね。
(一概には言えませんが。)
簿記の基礎>損益計算書|プロフィット ロス ステイトメント(P/L)
損益計算書はプロフィットロスステイトメントとよばれ企業の一定期間の経営成績が記された資料です。
※ profit=利益 と loss =損失 の Statement =計算書
一定期間にいくら使っていくら儲けたのかがわかります。
会社の頑張り具合がわかる資料ですね。
一定期間は企業によって異なりますが
毎月出したり四半期(3ヶ月)ごとに出したり上期と下期(6ヶ月)ごとや1年の決算月に出したりするようですね。
またこれら貸借対照表と損益計算書をまとめて財務諸表といいます。
簿記の基礎>簿記の流れ
簿記の作業には
1)日々やること
2)1ヶ月ごとにやること
3)1年ごとにやること
があります。
1)日々やること|簿記の流れ
会社では、商品やサービスを販売しています。
その商品やサービスを提供するために必要なものを仕入れています。
光熱費や従業員への給料を支払ったりします。
これらの活動を取引といいそれを記録しておくことを仕訳といいます。
モノやお金の流れを記録することで
このお金はどこから生まれたお金であるか把握することが可能です。
2)1ヶ月ごとにやること|簿記の流れ
仕訳をしたら総勘定元帳に転記をします。
総勘定元帳とは「現金」とか「売上」など項目ごとに金額をまとめるノート。
そして日々、仕訳をし1ヶ月ごとに間違いなどないかという意味も含めて試算表を作成します。
どの試算表ついても
転記が正しく行われていれば合計金額が一致します。
一致しなければミスがあるということ。
早期にミスを発見するために毎月やるってことですね。
3)1年ごとにやること|簿記の流れ
1年の集大成として決算整理を行い、精算表というワークシートを作成します。
そしてさっき出てきた儲けを損益計算書に、財産の状況を貸借対照表に記入します。
簿記の基礎>勘定科目
100円のこと「お金」という人もいれば「貨幣」や「現金」という人もいるので簿記では誰が処理しても同じようになるように、取引を処理するさいの用語を決めています。
これが勘定科目です。
簿記の基礎>借方と貸方
簿記では左側を借方、右側を貸方といいます。
なおネーミングに意味はないもよう。
簿記の基礎>簿記の5要素
簿記では、取引によって増減した要素を資産、負債、資本(純資産)、収益、費用の5つに分けて処理するルールがあります。
上記の勘定科目もいずれかに分類されるようです。
簿記の5要素>資産
資産は現金や土地など一般的に財産と呼ばれるもの。
<主な資産の勘定科目>
現金 | 紙幣や硬貨など。すぐに現金化できるものも現金としてみなす。 |
売掛金 | 代金後払いで販売した時の、あとで代金を受け取る権利。 |
商品 | 売り物、サービス。 |
貸付金 | お金を貸して、あとで返してもらえる権利。 |
建物 | 店舗や倉庫など。 |
土地 | 建物の敷地や駐車場など。 |
資産は増えたら仕訳の左、減ったら仕訳の右
簿記の5要素>負債
負債とはあとでお金を支払わなければならない義務を負債といいます。
<主な負債の勘定科目>
買掛金 | 代金後払いで買った時のあとで代金を支払う義務 |
借入金 | お金を借りて返さなければいけない義務 |
負債は増えたら仕訳の右、減ったら仕訳の左
簿記の5要素>資本(純資産)
資本(純資産)とは事業の元手となる金額で株主の出資金や事業で儲けたお金などをいいます。
純資産とは資産合計から負債を差し引いた額です。
<主な負債の勘定科目>
資本金 | 株主から払い込まれた出資金 |
利益準備金 | 会社の利益から生じたなかから、会社法で積立が強制されている金額 |
繰越利益剰余金 | 会社の利益から生じたなかから、配当、処分が決定していない金額 |
資本が増えたら仕訳の右、減ったら仕訳の左。
簿記の5要素>収益
収益とは商品を販売した時や、銀行の預金金利など外部から受け取った収入で資本を増やす要因となるもの。
<主な収益の勘定科目>
売上 | 商品の販売によって得た収入 |
受取利息 | 預金利息や貸付金の利子 |
受取手数料 | 取引を仲介することによって得た仲介手数料など |
収益は発生したら仕訳の右、なくなったら仕訳の左。
簿記の5要素>費用
費用とは収益を得るためにかかった支出。資本を減らす要因となるもの。
<主な費用の勘定科目>
仕入 | 販売するための商品にかかった支出(原価) |
給料 | 従業員に支払う給料や手当 |
水道光熱費 | 店舗の電気代、ガス代、水道代など |
広告宣伝費 | 販売促進物など広告、宣伝にかかった支出 |
支払利息 | 借り入れに伴う利子 |
支払手数料 | 仲介手数料など |
保険料 | 火災保険など |
費用が増えたら(発生したら)仕訳の左、減ったら(なくなったら)仕訳の右。
簿記の基礎>仕訳と転記
仕訳
取引が発生したらさきにも記載した仕訳帳という帳簿に仕訳をし、総勘定元帳に転記します。
借方(左側)と貸方(右側)どっちに記入すればいいのか。
これが簿記の、そして簿記検定試験の基本となります。
頭の中に貸借対照表と損益計算書を思い浮かべ
5つの要素がそれぞれの左側(借方)にあるのか右側(貸方)にあるのかをイメージするといいそうです。
仕訳のルールとして借方と貸方のそれぞれの合計額は必ず一致するようになっています。
また勘定科目を書く順番などはないのでわかるものから書いていいようです。
転記
ルールにしたがって取引を仕訳したら、勘定口座に記入します。
これを転記といいます。
そして各勘定口座をまとめたまとめた帳簿を総勘定元帳といいます。
現金や売掛金など勘定科目ごとに金額を把握するため転記が必要となります。
まとめ:すべてのビジネスパーソンに役立つ簿記の資格は学んで損なし
簿記の知識を身につけることができれば会社員でも経営者でも役立つこと必須。
基礎的な概念を身につけるのが難しい印象ですが大丈夫。
落ちたらまた受ければいいんです。
大切なことは挑戦することです。
そう自分に言い聞かせながら学習を進めていく平凡なサラリーマンでした。
この記事があなたのお役にたてますように。
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